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三輪そうめんの歴史
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三輪そうめんの歴史
1
三輪そうめんの歴史
全国にはたくさんの素麺産地があります。その中で一番古い歴史をもつ三輪素麺
今から2100年前、大和朝廷があったとされる現在の奈良県は、10代目の天皇にあたる「崇神天皇」によって治められていました。
2
崇神天皇と大田田根子
しかし、治めて間も無くこの地に疫病が発生し、数年にわたり多くの人々の命が失われてしまいました。
なんとか鎮まらないものかと崇神天皇が思い悩んでいたところ神様より「大田田根子」という人物を見つけ出し、三輪山を神様として祀らせれば疫病をしずめることができるであろうという神様からのお告げがありました。
そして崇神天皇は言われたとおり「大田田根子」という人物を見つけ出し三輪山を祀らせたところ、たちどころに疫病が収まり、平穏な日が戻ってきたとされています。
この出来事以来、大神神社はこの地に住む人々の心の拠り所として現在まで「三輪さん」と呼ばれ親しまれてきました。
そして、この出来事から約900年後の奈良時代…。
3
再び災禍にみまわれる
ふたたび災禍がこの地方を襲いました。 飢饉と言ってお米や野菜などの農産物が冷夏の自然災害で収穫できなくなったのです。
人々は食べる物がなく飢えに苦しみに、またつぎつぎと亡くなってしまいました。
4
農業に熱心な、たね主の登場
そんな中、当時大神神社の宮司であった「おおみわのあそんさいくさ」の息子で農業に大変熱心であった「たね主」という人物がいました。
たね主がこの事態をなんとかしようと神様にお告げを賜ったところ、この地に小麦の栽培が適していることを知ります。
農業に熱心なたね主は早速、この地で小麦づくりをはじめました。
そして実った小麦を三輪山から湧き出る水と水車を利用して石臼で挽いて小麦粉をつくり、捏ねて乾燥させた「索餅」を作り上げました。
これが、素麺のもとの形となり、常温で長期保存にすぐれているため、米の不作の年には大変役立ったとされております。
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地域の産業に
以降、この地方では小麦栽培も行われ、農業が落ち着く冬場の仕事として素麺作りが盛んに行われるようになりました。また、よく延びることから現在のような細く長い「素麺」へと変化していきました。
昔は冬場になると各農家のほとんどが素麺作りを行なって生計をたてていたといわれています。
また農業の他に、三輪地方は旅人の宿場町としても栄えていました。この旅人の多くは三重県の伊勢神宮に向かう人々であったといわれています。
6
三輪素麵が名物に
そこで食事に三輪素麺を振る舞ったところ、その美味しさに感動したことから、「大和の三輪素麺は名物なり」と旅人のくちコミにより全国に広まっていき、それ以降、現在まで1200年以上に亘り三輪素麺はこの地の一大産業となる全国に知られる奈良の特産品となりました。
現在では野菜を練り込んだ色鮮やかな素麺もつくられており、見た目にも楽しめる三輪そうめんのラインナップが増えています。
7
現在の製法
作り方こそ昔から現在までほとんど変わっていませんが、小麦を小麦粉にする製粉技術の進化によって味、滑らかさは昔のものより美味しくなっていると考えられています。塩は小麦粉と合わさることで細くても腰のある強い素麺にしてくれます。また、何年たっても腐らない保存食になります。
油は製麺時に麺どうしがくっつかない様に、また空気ふれた時、乾燥しないように表面に膜を張って保湿する役割をしてくれています。
三輪素麺をつくるにはこの三つの原材料が必ず必要であり、どれひとつ欠けても三輪素麺とは言えない決まりがつくられています。
そして冬場は素麺作りにとって最高の環境になるので、細麺や極細などの高級品が1月から3月にかけて限定生産されています。この奈良の気候風土そのものが素麺作りに適した環境なんですね。
8
これからも三輪そうめん
古くから疫病や飢饉という困難を乗り越えるために保存食としてつくられた三輪素麺。
現在も大神神社では毎年2月5日に三輪素麺の相場を占う卜定祭 (ぼくじょうさい) が執り行われております。
そして5月には天皇皇后両陛下ならびに宮家に献上し、8月には大神神社と三輪素麺の生みの親「たね主さん」に感謝する「感謝祭」を行うことで一年が終わります。
みなさまには伝統ある手延べそうめん文化を支えていただき誠にありがとうございます。
これからも日本の味として末長くお楽しみいただけますと幸いです。
※イラストや文章を許可なく転載することを禁じます。
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